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泣ける話 猫の茶太郎の恩返し

      2015/03/03

 


 

 

ある日、綾香と恋人の純一がドライブをしていた時だ

ガッガッガッがー

 

急に運転していた純一が急ブレーキを踏んだ

 

「いきなりどうしたの?」

「ほら、見てみろよ」

 

純一が指さしたほうを見ると

道路の左隅に、黒い小さな物体があった

 

-猫だ—–

前の車にひかれたのか、ぴくりとも動かない

 

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「この近くに動物病院はないの?」

綾香は放っておけなかった

このままでは、いづれ車にひかれてしまう

 

綾香は猫を抱き上げると、車の中に運び込んだ

 

近くの動物病院を訪れると、運良く休日診療をしていた

 

急いで、診察台に運ぶ二人

 

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しかし、猫の怪我は、かなり重傷だった

 

猫はまばたきをするだけで、体を動かそそうとしない

 

獣医によると、骨の損傷だけでなく、

内蔵も大きなダメージを受けているという

 

手術をすれば助かるかもしれないが、命の保証はできないとのこと

 

 

綾香は手術をお願いした

そもそも見ず知らずの猫に、なぜそこまでするのかわからないが

とにかく助けてあげたかったのだ

 

 

 

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手術後、猫は何日も生死をさまよった

 

その間、綾香は、毎日毎日会社の帰りに、

動物病院に立ち寄り、

優しく猫の体を撫でてあげた

 

獣医さん曰く、おそらく10歳程の猫だろうという

 

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手術から2週間、

綾香の祈りが通じたのか、猫は峠を乗り越え

なんとか一命をとりとめた

 

 

猫は、自分の身に何があったのかをよく理解できていないようで、

綾香が手を出すと、鼻の下を上下に動かし、

「ニャオ~」と、声を出した

 

 

そうして、猫は少しづつ回復していく

 

1ヶ月もすると、すっかり元気を取り戻し、

まだ完治した訳でもないのに、

病院内で暴れるほどになった

 

 

純一が心配していた入院費も、

「野良猫だからいいよ」

といって、院長が割安にしてくれた

本当なら何万もかかるのに・・・

 

 

 

その後、誰が引き取りかという話になったが

綾香は引き取り手がいないなら、

自分が両親と住むマンションに連れて帰ると決めていた

 

なんとなく、この出会いは運命的なもののような気がしていたのだ

 

 

綾香と、純一は、病院からの帰りの車の中で

猫の名前を考えた

 

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茶色の縞模様が印象的なオスの猫だったので

 

「茶太郎」にした

 

 

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こうして、茶太郎は綾香の飼い猫になったのだが

初めは、野生の習性が抜けず、

綾香も、家族も相当苦労した

 

 

 

体を撫でようとすると噛むし、

そこらじゅうで爪とぎをしてしまう

 

また、キャットフードを食べようとせず、

人間と同じものを食べたがった

 

 

しかし、茶太郎はとても利口な猫だった

 

「私の手は噛んではダメ」と綾香が言葉で言うと

茶太郎は理解したようで、次第に噛まなくなった

 

「これは人間の食べ物、あなたが食べるのはこっち」

というと、食卓に飛び乗ることも少なくなった

 

「ベランダに出ると危ないから出ないでね」

と一度教えると、

 

茶太郎は、ベランダに出ても、

決して柵の上に飛び乗るようなことはしなくなった

 

 

茶太郎は、黄色やオレンジに変わる目を大きく見開き、

 

耳をピンと立てながら、綾香の顔をジッと見つめる

 

 

まるで人間の言葉がわかるかのようだった

 

茶太郎と見つめ合っていると、綾香は不思議な気持ちにさせられた

 

 

 

 

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数年が立ち、綾香と純一は結婚することとなった

 

だが、それからまもなく、綾香の身に異変が起こる

職場で倒れて、病院に運ばれ、そのまま入院してしまったのだ

 

 

 

 

何日も高熱が続いた

 

やがて、医師は両親を呼び、

綾香の病気が難病であること、

手術するほか、助かる道がないが、

手術をしても治る可能性は、非常に低いことを打ち明けた

 

 

そして手術の日、もうひとつの不幸が訪れる

 

茶太郎が息を引き取ったのだ

 

茶太郎は、それまで元気にしていて、

体調が悪そうな気配は全く見られなかった

 

ところが、手術前に綾香に面会しようと、

いつもより早い時間に起きると、

 

既に茶太郎は横たわって、息を荒げていた

 

すぐに動物病院に連れて行ってまもなく、

茶太郎は、息を引き取ったのである

 

 

両親は、純一にだけ茶太郎の死を告げ、

綾香にはしばらく、話を伏せておこうと決めた

 

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綾香の手術は成功した

だが、容態は、安定しなかった

 

 

再び高い熱が出て、昏睡状態に陥った

白血球の数が異常に増大していた

全身で、綾香の体が病魔と戦っていることがわかった

 

 

高熱はまるまる2日間続く

 

そうして、3日目の朝、

両親と純一が見守る中、綾香の小さな口から

言葉がもれた

 

 

「ちゃたろう・・・・・・」

 

そして、それが合図だったかのように、

綾香の容態が、みるみる良くなっていった

 

 

 

退院の日、茶太郎が死んだことを綾香に告げた

綾香は泣き崩れたが、なんとなくわかっていたかのようだった

 

そして車の中で純一にそっと打ち明けた

 

「実は、茶太郎が夢の中に出てきたの」

 

朦朧とする意識の中で、絢香は夢を見たのだ

茶太郎が現れて、ジッと綾香を見つめている夢を・・・

 

その目は、もう大丈夫だよと言っているかのようだった

 

 

「その前の日に、茶太郎は死んだんだぜ。不思議なこともあるもんだ」

「そうだよね、でも、なんとなく感じるの

茶太郎が私の身代わりになってくれたんだって」

 

命を救ってくれた綾香へのお礼に、

茶太郎は自分の命を犠牲にして、病気を持って行ってくれた

 

こんな話をしても、誰も信じてくれないかもしれない

 

だが、綾香は信じている

 

自分が今生きていられるのは、茶太郎のおかげだと—–

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 - 動物たちの恩返し

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